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車検と一緒にやっておくとお得な整備項目ベスト7

整備工場のリフト上で車両を囲む複数の整備士が同時並行で車検整備を進めているシーンのイラスト
車検で車を預けているタイミングにまとめて整備すると、重複工賃・代車代・部品セット割引の 3 つで節約できる
車検#車検#整備#メンテナンス#抱き合わせ#節約
公開:2026-08-11更新:2026-08-25読了目安:約 6 分

車検と一緒に整備すると、重複工賃・代車代・同時施工割引の 3 つで費用を抑えられます。次回車検まで安心して乗れるおすすめ整備項目 7 選と優先順位、断ってよい整備の見極め基準(ブレーキパッド 5mm 残など)を、安全基準と実務に沿って解説します。

1. なぜ車検と一緒にやるとお得?

車検と別タイミングで整備依頼すると、その都度工賃が発生し、車を預ける手間や代車の手配費用がかかります。車検時にまとめて整備を行うと、以下の 3 つの節約効果が生まれます。

  1. 重複工賃の浮き(割引)
    車検時は「ブレーキの分解点検」「タイヤの脱着」等をすでに実施しているため、同時にブレーキフルード交換やタイヤ関連の整備を行うと、作業工程が重なり工賃が単体依頼より安く(あるいは工賃無料で)なるケースが多くあります。
  2. 代車代・手間の削減
    整備のたびに車を預ける手間や、代車費用(あるいはレンタカー代)を 1 回分に集約できます。
  3. 部品代・油脂類のセット割引
    整備工場によっては「車検同時施工キャンペーン」などで、オイルやバッテリーなどの部品代自体を割引してくれる場合があります。
パターン各項目の工賃代車代・預け手間合計
別タイミングで 3 回依頼正規工賃 × 3 回毎回必要(計 3 回)高くなる(時間・費用とも)
車検と一緒に 3 項目依頼重複工賃割引が適用1 回で完結(車検中)工賃・代車代を大幅節約

節約幅は整備内容と業者で差がありますが、単体依頼の合計と比べて 1〜3 万円程度浮くケースが目安です。

2. 一緒にやっておくと得な整備項目ベスト 7

車検と一緒に依頼したい 7 種類の整備部品(エンジンオイル・ブレーキフルード・エアコンフィルター・ワイパーゴム・バッテリー・タイヤ・クーラント)をカタログ状に並べたイラスト
車検時にまとめて実施すると、重複工賃と代車代の節約効果が最大化される 7 項目

① エンジンオイル + オイルエレメント交換

  • 時期:5,000〜10,000km または 1 年
  • 費用相場:5,000〜8,000 円
  • 理由:車検時の点検でオイル状態を確認するため、追加料金が最小限で済む

② ブレーキフルード交換

  • 時期:2 年に 1 回(つまり車検ごと)
  • 費用相場:3,000〜6,000 円
  • 理由:車検時はブレーキ分解点検を実施しているため、フルード交換を同時に行うと工賃の重複分が浮く

③ エアコンフィルター交換

  • 時期:1〜2 年に 1 回
  • 費用相場:3,000〜5,000 円
  • 理由:花粉症の方は梅雨入り前のタイミングがおすすめ

④ ワイパーゴム交換

  • 時期:1 年に 1 回
  • 費用相場:2,000〜4,000 円
  • 理由:拭きムラがあれば視界の安全に直結

⑤ バッテリーチェック + 必要なら交換

  • 時期:3〜5 年(車種・使い方で差)
  • 費用相場:10,000〜30,000 円(アイドリングストップ車・ハイブリッド車の補機バッテリーは専用品のため上限が高い)
  • 理由:車検時にテスター診断を無料で実施してくれる業者が多く、寒い季節の前にチェックしておくと安心

⑥ タイヤローテーション + 空気圧調整

  • 時期:5,000〜10,000km ごと
  • 費用相場:3,000〜5,000 円(車検時はサービスのことも)
  • 理由:車検時にタイヤ脱着を行うため、同時のローテーションは工賃が浮きやすい。偏摩耗を防いでタイヤ寿命を延ばせる

⑦ 冷却水(クーラント)補充 or 交換

  • 時期:LLC(緑や赤の従来品)は 2〜4 年、SLLC(スーパーロングライフ・青やピンク等)は初回 7 年または 10 万 km(新車時・車種による)、2 回目以降は 4 年または 8 万 km ごとが目安
  • 費用相場:3,000〜8,000 円
  • 理由:オーバーヒート予防、特に夏前のタイミング。自車がどちらのクーラントを使っているか・交換目安は取扱説明書か整備手帳で確認できる

3. 優先順位の付け方

すべて一度にやると 5〜8 万円の追加費用になります。予算が限られている場合は、安全性 > 寿命 > 快適性の順で優先するのがおすすめ。

優先度整備項目理由
最高ブレーキフルード / バッテリー(テスター診断で寿命間近)安全と直接関わる
エンジンオイル / 冷却水故障予防
タイヤローテーション / ワイパー寿命・快適性
エアコンフィルター快適性
安全性を頂点に寿命・快適性へと降りていく整備優先度の 3 段ピラミッド図
予算に限りがあるときは安全に直結する項目から順に判断すると失敗しない

4. やらなくていい整備の見極め方

「車検時に勧められたけど、実は今すぐやらなくても問題ない」予防整備もあります。以下の基準を参考にしてください。

整備項目様子見でも良いケース(次回点検へ繰り越し)
ブレーキパッド残量 5mm 以上(※3mm 以下は次回車検までに摩耗し切る危険があるため車検時の交換を推奨)
バッテリーテスター診断で「良好」判定、かつエンジン始動に違和感がない
タイヤ残溝 4mm 以上で、ひび割れ・偏摩耗が見られない
ベルト類(ファンベルト等)表面にひび割れ・鳴き・損傷がない
スパークプラグ走行距離がメーカー推奨の交換目安(長寿命タイプで普通車約 10 万 km、軽自動車は高回転のため約 5 万 km)に達しておらず始動良好

5. 業者への伝え方のコツ

整備内容を絞りたい場合の、業者へのスマートな伝え方:

整備工場のカウンターで見積書を指しながら整備士に整備範囲を相談しているイラスト
「今やるべき整備」と「次回でよい整備」を分けて見積もってもらうのが交渉の起点

良い伝え方

  • 「優先度の高いものだけ、今回は予算 ○○ 円までで進めたい」
  • 「これは今やらないと危険ですか?それとも次回で大丈夫ですか?」
  • 「保安基準に関わる修理と、予防整備を分けて見積もってほしい」

悪い伝え方

  • 「整備は何もしないでください」
    → 保安基準に適合しない箇所の修理まで拒否することになり、そのままでは車検が通らない
  • 「予防整備は全部いらない」
    → 寿命が近い項目までスキップしてしまい、車検直後に故障リスクが高まる

「保安基準に関わる整備は必要な分だけ」「予防整備は優先度の高い項目だけ」と切り分けて伝えると、業者も対応しやすくなります。良い関係を作っておくと、本当に必要な整備とそうでないものを率直に教えてくれます。

ちなみに、整備履歴を記録しておくと「前回○○交換したから今回はやらなくていい」という判断が即できます。私自身、紙の整備記録簿が見当たらなくて、業者の言うままに重複整備をしたことがあります。Garage mgr(ガレージマネージャー)のような期日管理アプリで部品交換履歴も合わせて管理しておくと、整備の重複を防げて節約できます。

6. よくある質問

よくある質問

Q.車検時に追加の予防整備をすべて断ることはできる?

A.
保安基準を満たしていない箇所の修理を除き、予防整備はすべて断ることができます。車検を通すために必須なのは「保安基準を満たすこと」なので、車検に通らない状態の部品(ドライブシャフトブーツの破れ、灯火類の球切れ、ブレーキの効き不足等)の修理は拒否できません。一方、将来の予防目的である「予防整備(エアコンフィルターや消耗品の早め交換など)」は断っても車検自体は通ります。

Q.一度断った整備を後でやってもらうのは可能?

A.
可能です。ただしその時点で別途工賃と、場合によっては代車代がかかるため、重複工賃の恩恵は受けられません。

Q.ディーラーと民間整備工場、整備の質に差はある?

A.
メーカー純正部品の入手や情報の精度ではディーラーが有利、コストパフォーマンスでは民間整備工場が有利、という棲み分けが一般的です。輸入車や特殊装備を積んだ車はディーラーの方が確実、一般的な国産車で走行距離が普通なら民間整備工場でも十分な品質が得られます。

Q.整備記録簿は何のためにある?

A.
3 つの実務価値があります。(1)次回車検・点検時の判断根拠(「前回○○交換済み」を証明できる)。(2)中古車売却時に整備履歴として査定に反映されやすい。(3)新車延長保証などのメーカー保証を適用する際、適切な点検を行っていたかのエビデンスとして参照される場合がある。紙の記録簿は紛失しやすいので、写真を撮っておく、あるいはアプリ等でデジタル管理しておくと安心です。

Q.交換部品は純正と社外品のどちらを選ぶべき?

A.
ブレーキ・タイヤ・足回りなど安全に直結する部品は、純正または純正同等品を選ぶのが無難です。一方でワイパーゴムやバッテリーのように交換が容易な消耗品は、社外品でも十分なことが多く費用を抑えられます。いずれの場合も保安基準を満たしている必要があるため、社外品を使うときは「保安基準に適合するか」を業者に確認してから決めてください。

オイル交換そのものの時期の考え方はオイル交換の頻度は距離と期間どちらで判断?、車検費用そのものを抑える方法は車検費用を 1 回あたり 1〜3 万円安く抑える方法で解説しています。交換履歴をGarage mgr(ガレージマネージャー)に残しておくと、次回の見積もり時に「前回いつ何を交換したか」をすぐ示せます。

整備履歴と車検期日をまとめて管理できるアプリ

オイル交換・ブレーキフルード・バッテリー等の部品交換履歴を Garage mgr(ガレージマネージャー)に登録しておけば、次の車検見積もり時に「前回いつ何を交換したか」がひと目で分かり、業者との交渉材料に使えます。車検満了日やオイル交換の次回時期はお使いのカレンダーアプリに連携でき、期日の 30 日前に通知が届きます。無料・アカウント登録不要・データはお使いの端末内に保存されます。

出典・参考情報

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