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24ヶ月点検と車検の違い、両方やる必要はある?

「車検 = 試験」「24ヶ月点検 = 健康診断」の対比を天秤とチェックリストで表現した概念図
車検は「今の合否判定」、24ヶ月点検は「将来のための予防整備」。目的も法的根拠も別の 2 つを一枚で整理
車検#24ヶ月点検#法定点検#12ヶ月点検#違い
公開:2026-08-04読了目安:約 5 分

「24ヶ月点検と車検は同じもの?」と疑問に思った方へ。法定点検と車検の役割の違い、前点検・後整備の仕組み、12ヶ月点検との関係、点検を怠った場合の実害まで、混同しやすい 2 つの制度を整理して解説します。

1. 24ヶ月点検と車検は別のもの

「24ヶ月点検」と「車検」を同じものだと思っている方は少なくありません。実際、業者に車検を依頼するとほとんどの場合この 2 つがセットで実施されるため、混同しやすいのが実情です。

しかし、この 2 つは目的も法的根拠も別のもの。簡単に分けると:

  • 車検(自動車検査):国が定めた保安基準に、その時点で適合しているかを確認する検査
  • 24ヶ月点検(法定点検):将来の故障を予防するために法律で義務付けられた点検整備

つまり、車検 = 試験(今の状態の合否判定)24ヶ月点検 = 健康診断(将来のための予防整備)のような関係です。この 2 つは実施タイミングも法的に切り離されており、車検の前に点検を済ませる「前点検」だけでなく、車検を通したあとに点検を行う「後整備」も認められています[1][2]。

2. 24ヶ月点検と車検を一覧で比較

項目24ヶ月点検車検
目的故障の予防・将来の安全確保(予防整備)現時点での保安基準への適合確認(合否判定)
法的根拠道路運送車両法 第48条同 第58条
周期24ヶ月ごと2 年ごと(乗用車・初回のみ 3 年)
主な内容走る・曲がる・止まる等の機能や摩耗状態(約 56 項目)保安基準への適合状態(サイドスリップ・ブレーキ・スピードメーター・ヘッドライト・排ガス・下回り 等)
結果点検整備記録簿に記録車検証の更新 + 検査標章(ステッカー)交付
義務と罰則義務(自家用乗用車は罰則なし)義務(未受検での走行は厳罰)

3. 12ヶ月点検は何のためにある?

24ヶ月点検の中間に位置する「12ヶ月点検」も、法律で義務付けられています(道路運送車両法 第48条)[1]。

項目12ヶ月点検24ヶ月点検
周期1 年ごと2 年ごと
点検項目約 26 項目約 56 項目
費用相場8,000〜15,000 円15,000〜30,000 円
受ける場所ディーラー / 民間整備工場ディーラー / 民間整備工場

12ヶ月点検は車検のタイミングではない年に受けるもので、ディーラーから「点検時期のお知らせ」が届くケースが多いです。

新車購入から 6 年間で発生する 12ヶ月点検・24ヶ月点検・車検のタイミングを並べたタイムライン図
乗用車は 1 年目・2 年目・3 年目に法定点検、3 年目で初回車検、以降 2 年ごとに車検 + 24ヶ月点検が同時、間の年に 12ヶ月点検が入る

4. 法定点検を受けないとどうなる?

自家用乗用車の場合、法律上の罰則はないものの、以下の実害があります:

影響内容
メーカー保証定期点検の未実施を理由に、保証範囲外と判断される可能性
任意保険整備不良が事故原因と判断された場合、保険金が減額される可能性
中古車売却時の査定整備記録簿がないと整備履歴を証明できず、査定額が下がる
整備不良による事故摩耗・劣化の早期発見ができず、重大事故に発展するリスク

5. まとめて受ける場合の費用相場

車検と 24ヶ月点検をまとめて受ける場合の費用感は以下のとおり:

業者軽自動車普通車SUV / ミニバン
ディーラー75,000〜95,000 円110,000〜140,000 円130,000〜160,000 円
民間整備工場60,000〜80,000 円90,000〜115,000 円105,000〜130,000 円
カー用品店・GS55,000〜75,000 円80,000〜105,000 円95,000〜120,000 円
ディーラー・民間整備工場・カー用品店 GS の 3 業態で車検 + 24ヶ月点検の合計費用を横棒グラフで比較したイラスト
車種と業者の組み合わせで年 3〜6 万円の差が出るため、事前見積もりでの比較が有効

ユーザー車検(自ら陸運局に持ち込む方法)を利用する場合は、24ヶ月点検を事前または事後に整備工場へ依頼するか、自分で点検項目をチェックして記録簿を記入する(自己点検)ことになります。整備工場に点検のみを依頼することも可能です。業者へ一括依頼する費用と、ユーザー車検+別途点検整備を比べる場合は、代行手数料や基本整備料の違いを考慮して検討しましょう。

6. よくある質問

よくある質問

Q.車検時に「24ヶ月点検も含まれてます」と言われた場合は別払い?

A.
ディーラーや整備工場の車検コースでは、24ヶ月点検が基本料金に含まれているのが一般的です。ただし、明細の内訳(「法定 24ヶ月点検料」「基本整備料」等の項目)は必ず確認しましょう。

Q.24ヶ月点検だけ受けて車検は別の業者でやってもいい?

A.
可能です。整備工場で 24ヶ月点検を受けて記録簿を作成してもらい、その記録簿を持って別業者で車検を通すこともできます。

Q.自分で 24ヶ月点検することはできる?

A.
法的にはユーザー自身が点検し、記録簿を作成することも認められています(自己点検)。ただし約 56 項目にわたる点検には専門知識と工具(ジャッキアップ設備・ブレーキ点検用ゲージ等)が必要で、見落としリスクが高いため、初心者は整備工場への依頼をおすすめします。

Q.12ヶ月点検をやらないでいきなり 24ヶ月点検でも問題ない?

A.
法律違反ではありません。ただし、メーカー保証や任意保険の適用判断に影響する場合があるため、可能な範囲で受けておくのが安心です。

ちなみに、24ヶ月点検 + 12ヶ月点検 + 車検満了日を別々に管理しないといけないので、紙のメモだと忘れがちです。私自身、引越し後に 12ヶ月点検をすっかり忘れていて、慌てて駆け込んだ経験があります。Garage mgr(ガレージマネージャー)のような期日管理ツールに登録しておくと、整備関連の期日も含めてまとめて管理できて便利です。

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出典・参考情報

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